身体のお荷物と言われている脂肪ですが
脂肪細胞は人にとって欠かせない組織の一つでもあります。
脂肪組織の役割というのは血液中の余分な脂質や糖を取り込んでエネルギーを蓄えることです。
脂質や糖質を蓄えた脂肪細胞はどんどん大きく丸くなっていきます。
身体に蓄えられた脂肪は体温の維持などの働きを担っていますが
この細胞自体が大きくなると体形に与える変化だけでなく
身体に悪影響をおよぼす物質が多く分泌され
動脈硬化や糖尿病、などにかかるリスクが増加してしまいます。
一般的には脂肪細胞は生まれてから思春期にかけて増えていき
20歳前後で安定しはじめると言われています。
なのに、なんで成人してから太ったり痩せたりするのか疑問ですよね。
これは単に脂肪細胞自体がサイズアップするからなのです。
数は変わらないまま脂肪細胞が大きくなったり小さくなったりを繰り替えすことで
体型に大きな変化を生じさせるのが原因です。
食事でカロリーの調整をしたり運動でエネルギーを消費したり
そういった事をコツコツ地道に続けていくことで全身の脂肪細胞は小さくなっていきます。
なので、特定の部位だけを狙って脂肪を落とすのは中々難しいです。
よく脂肪を燃やすと聞きますが↓このような手順を踏んでいます。
①身体についた中性脂肪がホルモンや酵素などの作用で分解
②遊離脂肪酸になり血中に放出される
③運動に必要なエネルギー源になる
脂肪燃焼というのは体内についた中性脂肪が遊離脂肪酸に分解された後に
遊離脂肪酸がエネルギーとして使われるまでの過程を言います。
そして、、血中に遊離脂肪酸が放出されて新しく脂肪が燃焼されるまで20分程度の時間がかかる
だから20分以上運動をしましょう!と言われていましたが
実は20分以下の運動でも燃焼しはじめているということもわかってきています。