今回は体温について！
生命維持には体内に存在する酵素の存在が欠かせません。
この酵素には最適温度が存在し、多くは37℃付近で活性化します。
体温を上げるケースは主に2つあります。
ひとつは感染したときです。
細菌やウィルスに感染した場合、人の身体は自ら意図的に体温を上昇させます。
これは多くの細菌やウィルスが高温に弱いという性質があるため
わざと自分の体温を上げることでウィルスなどが生きにくい状態を作ろうとしているのです。
もうひとつのケースは運動時になります。
過去の様々な研究によると多くの人にとって運動のパフォーマンスがもっとも良くなるのは
深部体温が38℃以上になる時と知られています。
運動に関与する代謝回路や酵素の働きが、温度が高いほど活性があがるからと言われています。
身体の表面（筋肉）の温度が１～２℃上昇すると１℃毎に３～５％パフォーマンスが向上し
身体の深部温度の温度が39.1℃を超えるとパフォーマンスは低下する
ということもわかっています。
運動前にウォームアップをする理由は怪我予防だけではなく
・スムーズな筋発揮
・エネルギー効率アップ
・神経機能の向上
の３つの効果が得られます。
体温、筋温ともにウォームアップを15分程度行うと、ほぼ最大まで上昇しその温度が継続されます。
春になり暖かくなってきたしスポーツや何か運動はじめようかな？
とお考えの方はぜひ運動前の15分ウォームアップを取り入れてみてください。
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