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アミノ酸とコラーゲン

タンパク質を構成する最小単位はアミノ酸ですが、
このアミノ酸がペプチド結合し多数つながった状態のものがタンパク質と呼ばれるものになります。
多数というのは約50個以上つながっているものでそれ未満のものはペプチドになります。
アミノ酸がそれぞれ何個つながっているかで呼び方が変わってきます。

2個つながったものをジ、ペプチド
3個つながったものをトリ、ペプチド
4~9個つながったものをオリゴペプチド
10個以上だとポリペプチド
といいます。

タンパク質は体内に入ってから消化酵素で分解されて最終的にはアミノ酸やペプチドとして小腸から吸収されます。
よくコラーゲンがお肌に良いからとコラーゲン入りのドリンクや食品を食べたりしますが、
コラーゲン自体は大きく複雑な構造をしているのでそのまま摂取してもほとんど吸収されません。

コラーゲン〇〇と称される商品はコラーゲンではなく酵素で処理をしたゼラチンと言われるものです。
これも同じく体内に吸収される時はアミノ酸、ペプチドまでに分解されてはじめて吸収されます。
残念ですが、コラーゲンやゼラチンを食べたからそのままダイレクトに皮膚に届いてその材料になるという科学的根拠は今の所ないようです。
なのでコラーゲンが入った鍋を沢山食べた翌日肌がプルプルになるというのは迷信かもしれません。
ただ、動物実験ではありますが、ゼラチンの分解物を摂取した場合軟骨組織に蓄積されたという報告もあるので軟骨組織への効果は期待できるようです。

 

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